のて冊子2014

ボランティアスタッフとして携わっている「のとじま手まつり」

は、年間を通して様々な形で島の豊かな暮らしを実践&発信をしています。

 

石川県能登半島に浮かぶ島、能登島の豊かな暮らしを伝える冊子

「のて冊子2014」の制作に携わりました。

 

詳細はのとじま手まつりのwebサイトより。

 

そして昨日は新聞社の取材がありました。

自分の考えがよくわからなくなっていた日々。

のて冊子を作り終えた今、取材をして頂けてことで考えの整理することができました。

 

去年2013年の春に引っ越しをし、一年目は慣れるのに精一杯の日々。

そして全てが新鮮で、ここにきてよかったと思う時をすごしていました。

いろいろな事にお声がけいただき、引き受け、生きていかなければと思っていました。

 

そうこうしている内に2年目となり、なんだか自分の意思はどこへいったの..?

という間隔に陥ってきました。

それは本当にしたいことだったのか、とかこの場所が正しかったのか、とか。

 

そう思ってもありがたいことに何かはすることがある日々。

自分の気持ちだけごまかしながら目の前にあることをこなしていました。

 

のて冊子2014の制作が本格的に開始したのは能登島がどんどん忙しくなる7月中旬の頃。

去年は手まつりの実行委員長、ちえさんが携わっていましたが、今年は抜けて

のてスタッフ3名で行う事に。

冊子のコンセプト固め、初めての取材、記事の作成..。

終わった後はもう二度としたくない、と思った程追いつめられました。

 

それでもできた冊子たちをみるとじわりじわり身にしみるものがあります。

作って良かったな、と。

 

そんなこんなで昨日の取材。

「冊子制作を通して何か得たものはありますか?」と問われたとき、

ふと今まで悶々としていた考えがまとまったのです。

 

能登島はものづくりに適している場所だと思います。

景色はシンプルで、人間らしい暮らしがある。

私はそんな中でものづくりをしていきたいと思っていたのです。

良い意味で動物らしく、自然に沿う暮らし。

季節のものを食べ、よけいな物は採りすぎず、共存していく暮らしの中で

ものづくりをしてゆきたい。

 

それは自分が作りたいものが見えて来たり、素直になれるから。

無駄な物はつくりたくなく、たとえ自分のためのものだとしても

嘘のない物をつくっていきたいと思っています。

それができるのが能登島なのかな、と。

 

私は能登島に通っているだけなのですが、

携わっている事でおこぼれを頂いているかんじなのです。

 

そして、暮らす方々に土地に生まれ育った誇りがあること。

 

そんな七尾の方々をみていたら、私は私でよいのか!と思えました。

今って人と人を比較する考えが多い。

私も気づかぬ内によく比較している一人。

一時の安心感と楽だからでしょうか。

 

だけど、ぽんと一人外に出されたとき、自分が空っぽなことに気づくのです。

それはすごく寂しい気持ち。

 

自分の中に軸がある人は外から見ても恒星のようにキラキラしてる。

 

そういう自分になりたく、それを目指しながらものづくりをしたい。

 

のて冊子を通してそう思えました。

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コメント: 2
  • #1

    しが (水曜日, 17 12月 2014 03:17)

    お久しぶりです。しがです。

    「のて2014」に行けなかった…
    今年最大の「痛恨の極み」です。
    来年こそは…と思う今日この頃です。

    嘘のないもの作り。。。
    大切なことですよね。
    音楽も同じです。
    自分が見つめたいもの、自分が耳を傾けたいものから、
    自分がカタチにしたい何か…が見えてきますよね。
    自分との対話が出来てるか否か…
    人生の大きな課題ですね。

    ではまた。

  • #2

    ほんだ (木曜日, 08 1月 2015 21:17)

    しがさん
    お久しぶりです!
    その時しかできない表現ってありますよね。
    私も形をかえつつ、ライフワークになっています。